R6埼玉県小・中学校等教育課程研究協議会(総合的な学習の時間 行政説明)
Summary
TLDRこのスクリプトは、小中学校の総合的な学習時間を通じて、探求的な視点や考え方を活用し、実社会の問題解決能力を育成することを目的としています。学習は感性や問題意識を高める、知識や技能を活用し実感する、視野を広げる、概念を具体化し理解を深める、そして学びを自己成長に結びつけるという5つの豊かな姿を目指します。また、主体的で対話的な学びを促進し、課題の設定や見通しの立て方、振り返りなど具体的な学びのプロセスを提案しています。
Takeaways
- 📚 総合的な学習時間では、探求的な見方や考え方を通じて、課題解決能力や自己成長を促すことが目標とされています。
- 🔍 探求的見方は、多角的な視点から事象を捉え、実社会の問題を探求し、自己の生き方を問い続けることを意味します。
- 🌟 豊かな学習の姿として、5つの要素が挙げられています。これらは感性や問題意識、知識やスキルの活用、視野の広げ方、概念の具体化、自己との結びつきです。
- 👦 学習は、子供たちが主体的かつ能動的に学び、探求的な学びを通じて自己成長を促すことを重視しています。
- 🎯 学習の過程では、体験活動と表現活動の両方を行うことで、深い学びを促し、主体的な学習を目指します。
- 📈 学習の計画には、結果や方法、手順、時間、効力を含めた見通しを立て、確認することで主体的な学びに向かうことが求められます。
- 🔑 学習の評価は、主体的に行われ、児童生徒が自分の学習状況を把握し、学習の進め方について調整しようとする側面が重要です。
- 📝 学習計画の評価と改善は、実施した内容に基づいて目標達成度を振り返り、次の年度に向けて改善を加えるプロセスです。
- 🏫 各学校は、総合的な学習時間の目標と内容を独自に定め、地域や学校児童生徒の実態に応じた教育活動の基本的なあり方を示すことが求められます。
- 📚 学習指導要領に基づいた総合的な学習の時間の計画や単元作りは、教育の質向上に寄与するため、具体例や実践事例を活用することが推奨されています。
- 📉 学習の主体的態度の評価は、学習内容への関心、より良い学びへの意欲、自己理解や他者理解を通じた学習の取り組み方など、多面的な要素を考慮に入れる必要があります。
Q & A
総合的な学習の時間とはどのようなものですか?
-総合的な学習の時間は、探求的な見方や考え方を働かせながら横断的で総合的な学習を行う時間を指します。その目的は、よりよく課題を解決し、事故の生き方を考えることを目指した支出能力の育成です。
探求的な見方とはどのような視点ですか?
-探求的な見方は、各教科などの見方考え方を総合的に活用し、多様な角度から事象を俯瞰して捉え、実社会や実生活の課題を探求し、事故の生き方を問い続けることを指します。
豊かな学習の姿とはどのようなものでしょうか?
-豊かな学習の姿とは、体的な姿をイメージできる5つの姿を指します。これには、事象を捉える感性や問題意識、身につけた知識や技能の活用、味方拡大による学習への意欲、概念の具体性や理解の深まり、学んだことを事故と結びつけることなどが含まれます。
総合的な学習の時間における学習の過程はどのように進められますか?
-総合的な学習の時間では、疑問を持つ段階、調査する段階、実践し提案する段階という3つのステップを繰り返すことで学習の過程が進められます。
学習の過程における「見通し」とはどのようなものですか?
-学習の過程における「見通し」とは、活動に入る前に結果、方法、手順、時間、効力の5つの視点で子供たちと見通しを立てて確認することを指します。これにより、主体的に学びに向かうことができるようになります。
総合的な学習の時間の目標を定める際にはどのような要素を考慮する必要がありますか?
-総合的な学習の時間の目標を定める際には、学習指導要領に示された目標や学校教育目標を踏まえ、探求課題やその解決を通じて育成を目指す具体的な支出能力を定めます。
単元作りの際にはどのような手順を踏む必要がありますか?
-単元作りの際には、中心となる活動を思い描き、教師の意図や教材の特性を検討し、学習過程を探求的に展開するイメージを思い描きながら、単元計画を作成していく必要があります。
学習計画の評価と改善を行う際にはどのようなポイントを意識する必要がありますか?
-学習計画の評価と改善を行う際には、単元の目標や支出能力がどの程度達成されたかを振り返り、評価基準を事前に児童生徒と共有することが重要です。また、評価の妥当性や信頼性を高めるために、学習評価の方針を事前に説明することも求められます。
総合的な学習の時間における主体的に学習に取り組む態度はどのように評価されますか?
-主体的に学習に取り組む態度は、粘り強い取り組みを行おうとする側面と自らの学習を調整しようとする側面の2つから評価されます。学習内容に関心を持つことだけでなく、よりよく学ぼうとする意欲を持って学習に取り組む態度も評価の対象になります。
総合的な学習の時間における支出能力とはどのようなものですか?
-支出能力とは、総合的な学習の時間で育成を目指す具体的な能力を指します。これには、知識や技能、思考力、判断力、表現力、人間性などが含まれます。
Outlines
📚 総合的な学習の時間の目的と特徴
この段落では、小中学校の総合的な学習の時間の目的と特徴について説明しています。総合的な学習の時間は、探求的な見方や考え方を駆使して、横断的かつ総合的な学習を行い、課題解決能力や豊かな生き方を学ぶことを目指しています。また、この時間では、各教科の知識を総合的に活用し、多角的な視点から問題を捉え、実社会の問題に取り組むことが求められます。さらに、学習プロセスは感性や問題意識を高め、知識や技能を実感しながら、探求的な学習を通じて主体的に学び、成長していく様子が描かれています。
🌟 豊かな学習の姿を捉える
第二段落では、豊かな学習の姿として5つの要素が挙げられています。それらは、感性や問題意識を高めることで真剣に取り組む姿勢、知識や技能を実践し有用性を実感する姿勢、広い視野を持ってさらなる学習への意欲を高める姿勢、概念を具体性にし理解を深める姿勢、そして学んだことを自己との結びつきや将来の生き方につながせる姿勢です。これらの要素は、学習者が主体的に学び、自己成長を促すために重要であるとされています。
🛠 学習の主体性と深さの向上
第三段落では、学習の主体性と深さを高めるための具体的な方法が議論されています。学習者は体験活動と表現活動を行い、それらを言葉にすることで深い学びを促進します。教師は、対話的な活動を適切に配置し、全体の場でまとめたり話し合ったりして意図的な展開を行い、学習が主体的になるようにサポートします。また、課題の設定や見通しの立て方、振り返りの取り方など、学習プロセス全体を通じて主体性が高まるように工夫しています。
📈 総合的な学習の計画と評価
第四段落では、総合的な学習の時間の計画と評価について説明されています。学校は、目標や探求課題、具体的な支出能力を定め、全体計画を作成し、それをもとに単元計画や授業を展開します。学習過程は、疑問を持つ、調査する、実践し、提案するという3つの段階から成り、学習者が主体的に学び、自己調整を行えるようにすることが求められます。また、学習の評価は、単元計画の中で評価基準を明確にし、児童生徒と共有することで信頼性を高めます。
🏫 学習指導要領の実施と評価
最後の段落では、学習指導要領の全面実施と、主体的に学習に取り組む態度に関する評価の重要性が強調されています。学習者は、粘り強く取り組む姿勢や自らの学習を調整しようとする意欲を持ち、教師はそれらを評価することが求められます。また、埼玉県教育家庭実践事例が紹介されており、学校での実践例が積極的に活用されるよう呼びかけています。
Mindmap
Keywords
💡総合的な学習
💡探求的な姿勢
💡実社会実生活の課題
💡学習の視点
💡支出能力
💡豊かな学習の姿
💡主体的な学習
💡体験活動
💡表現活動
💡学習の評価
Highlights
総合的な学習の時間では、探求的な見方や考え方を働かせながら、横断的総合的な学習を行うことを目指している。
探求的な見方とは、各教科の見方考え方を総合的に活用し、多様な角度から事象を俯瞰して捉える方法である。
探求的な学びは、核教科の見方考え方を活用し、多様な角度から対象を捉え探求しながら、事故の生き方を問い続けることに特有の視点や考え方を持つ。
探求的な学びを一層充実させるためには、学習を通じて探求的な見方考え方を働かせることが重要である。
豊かな学習の姿として、5つの要素が挙げられており、それぞれの要素が体的な姿をイメージできる。
学習活動への取り組みが真剣になること、地域の良さや素晴らしさを発見することで、子供たちは素晴らしい素敵だという思いを高める。
子供たちは観光客を相手に歴史的建造物を紹介することで、身につけた知識及び技能を活用し、その有用性を実感する。
保護者のアンケートなどから課題を設定し、子供たちは調べることや実践することを通じて、自分の見方が広がっていく。
環境問題や福祉などの概念を学ぶことで、子供たちは具体性を増し、理解が深まる。
学んだことを事故と結びつけて、子供たちは自分の成長を自覚したり、事故の生き方を考えたりする姿が見られる。
特産品の栽培や販売、料理作りなどを通じて、子供たちは農家と関わりながら、もっと上手に作りたいという意欲を高める。
主体的対話的で深い学びの視点での授業改善について、体験活動と表現活動を両方行い、深い学びを促す必要がある。
課題の設定は学習が主体的になるために重要で、現在の状況を軸に比較することで課題が浮き彫りになる。
学習の見通しは結果、方法、手順、時間、効力の5つの視点で子供たちと立て、確認することで主体的に学びに向かうことができる。
振り返りにおいては、自分の見通しが適切であったかを考え、次につなげることで、自らの学びについて調整したり決定したりして主体的になる。
総合的な学習の時間の全体計画には、学校が定める目標や目標を実現するにふさわしい探求課題、支出能力などが明記される。
単元作りの手順では、中心となる活動を思い描き、教師の意図や教材の特性を考慮しながら、学習過程が探求的になるように計画する。
学習計画の評価と改善では、単元の目標や支出能力がどの程度達成されたかを振り返り、次の年度へつなげていくことで、総合的な学習の時間が充実していく。
主体的に学習に取り組む態度の評価では、粘り強い取り組みや自らの学習を調整しようとする側面を評価することが求められる。
埼玉県教育家庭実践事例では、小学校版と中学校版の具体例を示し、学校での各教科等の適切な指導と評価の充実を促す。
Transcripts
これから小中学校総合的な学習の時間の
説明を始め
ます総合的な学習の時間では探求的な見方
考え方を働かせながら横断的総合的な学習
を行うことを通してよりよく課題を解決し
事故の生き方を考えていくための支出能力
を育成することを目指してい
ます総合的な学習の時間の見方考え方で
ある探求的見方考え方とは各教科等におけ
る見方考え方を総合的に活用するとともに
後半な事象を多様な角度から俯瞰して捉え
実社会実生活の課題を探求し事故の生き方
を問い続けることであると言えますこの
探求的な見方考え方は核教科等の見方考え
方を活用することに加え多様な角度から
俯瞰して対象を捉え探求しながら事故の
生き方を問い続けることという総合的な
学習の時間に特有の物事を捉える視点や
考え方ですそして探求的な見方考え方を
働かせるということはこの探求的な学習を
一層充実させていくことであると考える
ことができ
ますでは探求的な学び探求的に学ぶ子供の
姿というのはどのような姿かまず球的学び
にするためには球の家庭を経由する探求の
スパイラルが図のように繰り返されるよう
に単元等を組み立てていくようにしていき
ます探求的に学ぶ子供の姿については解説
の9ページにおいてよりよく課題を解決し
ていくと豊かな学習の姿が見られること
豊かな学習の姿として5つ示されています
それぞれ体的な姿をイメージできる
でしょう
か1つ目の事象を捉える感性や問題意識が
揺さぶられて学習活動への取り組みが真剣
に
なるこちらの写真の授業では子供たちは
学びの中で地域の良さや素晴らしさを
見つけて素晴らしい素敵だという思いを
高めていき
ますここで先生は写真にあるようなグラフ
を出します地域に住んでいる人の意識と
観光客の
意識一目瞭然に違いがありますここから
子供たちは対話をしながらどうして京都の
良さに違いがあるんだろう本当の良さを
知らないのでは観光客にもっと京都の良さ
を伝えたいなど様々に問題意識が生まれて
くるこれまでの学習で京都の良さを
たっぷりと味わった子供たちが1枚の資料
からあれと思い問題意識が生まれ対話する
ことで色々な情報が集まって様々
思い浮かびこれからこうしたいがたくさん
生まれて
くるこのような子供たちの姿から豊かな
学習の姿がイメージできるかと思い
ます2つ目の身につけた知識及び技能を
活用しその有用性を実感
するこちらの授業では子供たちが観光客を
相手に歴史的建造物を紹介したりします
紹介するために子供たちは様々なことを身
につけていきます国語の話す聞くの部分
ガイドさんから教えてもらった説明する時
に気をつつけることや笑顔が大事などの
アドバイスなど様々知識を得ていきます
そしてできるように練習をし実際に観光客
を相手に実践します
やってみるとすごいねよく分かった
ありがとうなど言われますやってよかった
なとか学んだことが生かせたなと有用性を
実感していくえ校内ではもちろんですが
地域や外部の方に褒められるとこの有用性
の実感はぐっと高まりますこのような子供
たちの姿も豊かに学ぶ姿と言え
ます3つ目の味方が広がったことを喜び
さらなる学習への意欲を
高めるこちらの授業では3.11のことに
ついて保護者のアンケートなどから自身が
起きても自分の命を守れるようにと課題を
設定しますそのために調べることは実践し
たいことはなど付箋に書き出しグループ
ごとに出し合い話し合いながら整理して
いきますその中では自分と同じがあること
や自分になかったけれども聞いてみたら
やってみたいな確かにそうかもしれない
それってどういうことなんだろうなど自分
の見方がこれだけだったものがだんだん
だんだん広がっていくように
なるまた振り返りシートなどでも主体的に
学ぶ子供の姿が見て取れますこのような
子供たちの姿も豊かに学ぶ姿と言え
ます4つ目
概念が具体性を増して理解が深まるえ概念
については指導要領解説の中に例示として
載っています環境問題で言うと多様性
それぞれ違うところがあるであったり相互
性関わり合って生きているであったりを
学んでいくことができますまた福祉では
個別性などにも気づいていく他にもルール
を守る厳格性であったり協力して作る共同
性や社会性など様々な概念的なものがあり
ますが探求的な学びを通して様々な概念は
具体性を増していくし様々な学びを経験し
繰り返していく中でより高じなものになっ
ていき
ます最後に5つ目学んだことを事故と
結びつけて自分の成長を自覚したり事故の
生き方を考えたりするこちらは総合的な
学習の時間を通して生徒が教師が地域が
変容するということで文部科学省から出さ
れている今求められる総合的な学習の時間
の展開の中学校編で紹介されているもの
です生徒が育つで見ると少しずつ積極的に
なった学んだことを事故と結びつけ学んだ
ことから自分にできることはないかなど
関心を持って過ごすようになったなどが
書いてあります学習を通し学んだことを
これまでの事故と結びつけて考えさらに
これからの自分に生かしていきたいと考え
ていく姿これも豊かに学ぶ子供の姿の現れ
と言え
ますまたこちらの授業では特産品である
小松を栽培したり販売したり料理を作っ
たりするその中の2回転目の段階もっと
もっと上手に作りたい栽培したいと農家の
方と関わりながら教えてもらい
ます教えてもらったことを元に全部は1人
ではできないけど自分はこれができるなど
見つけながら取り組んでいくその振り返り
シートを見ても事故と結びつけている様子
が分かるのではないでしょう
か子供たちの活動の様子や発言振り返り
などから様々に探求的に豊かに学んでいる
姿を見ることができます
先生方が探求的な学びのイメージをより
確かなものにしていき指導につなげていく
ようにして欲しいと思い
ます主体的対話的で深い学びの視点での
授業改善について赤枠で囲まれた部分から
も体験活動と表現活動両方行う体験だけを
充実させるのではなくそれを言葉にして
対話して深いにしていく必要があり
ます対話的な活動を授業の中で適切に位置
づけるとともに全体の場で教師が確かし
ながらまとめたりそれをもに話し合ったり
整理したりするなど教師の意図的な展開が
重要となり
ますまた学習がより主体的になるためにも
やはり課題の設定が重要になります課題の
設定にあたっては例えばこののように現在
の状況をそれぞれの軸を元に比較していく
ことで課題が浮き彫りになったりします
左側立場軸で見ると生産者と消費者であっ
たり子供と大人であったり立場の違いや
ギャップは何か時間軸では今と昔ではとか
時間帯に違いはあるかな空間軸では日本と
海外での違いはなどから問が生まれたりし
思考が促されたりもしていき
ます続いて見通しこのような実践もあり
ます活動に入る前に結果方法手順時間効力
この5つの視点で子供たちと見通しを立て
て確認をしていきますこうすることで本時
の学びをしっかりと意識して学習に迎える
先生に言われた通りの計画で進むのでは
なく先生と一緒にえ自分で決めていくこと
で主体的に学びに向かうことができるそれ
を毎時間繰り返していく中で見通しの手順
を身につけることができれば主体的な学び
がいつでもできるようになってくように
なり
ますまた振り返りにおいても自分の見通し
が適切であったのかを考え次につなげる
こうしていくことで自らの学びについて
調整したり自ら決定したりしてより主体的
になっていき
ますこちらは座席表に子供たちの振り返り
の内容を記載し1人1人の学びを見とって
指導に生かしている例です子供たち
1人1人がどのような思いを持って活動に
取り組んでいるのかを教師がしっかりと
把握することで子供の気づきから共有し
たいことは番所してクラスに広めたり展開
を工夫したりと授業の質が高まっていき
ます
他にも構造的な番所から児童生徒の考えを
整理したり比較して新たな問を生み出す
など様々な工夫をしながら子供たちの学び
を深めていって欲しいと思い
ますここからは全体計画や単元作りについ
てこちらは文部科学省から出されている今
求められる力を高める総合的な学習の時間
の展開です
総合的な学習の時間の計画考え方や具体例
実践事例などが記された資料です本日説明
した内容についてもこちらを元にしている
部分が多くあります是非こちらを参考にし
ていただき総合的な学習の時間の単元作り
授業作りを進めていただければと思い
ますこちらは総合的な学習の時間の全体
計画の様式の例となり
ます全体計画には各学校において定める
目標や目標を実現するにふさわしい探求
課題探求課題の解決を通して育成を目指す
具体的な支出能力で構成する内容等につい
て明記し学校としてこの時間の教育活動の
基本的なあり方を示していきます各学校に
おける全体計画についても改めて見つめて
ほしいと思い
ます先ほども述べた通り各学校においては
総合的な学習の時間の目標及び内容を
定める必要があり
ますこの各学校において定める目標につい
ては学習指導要領に示された総合的な学習
の時間の目標である第1の目標を踏まえて
いくということと学校教育目標を踏まえて
作成していくということになり
ますまた各学校で定める内容については
目標を実現するにふさわしい探求課題と
探求課題の解決を通して育成を目指す具体
的な支出能力え2つを定める必要があり
ます何について学ぶのかえ探求課題という
ことでは学習指導要領に示されている例
などを参考にしながら各学校で定めていき
ます左下にもありますが探求課題が
兼ね備える3つの要件が踏まえられている
ようにし
ますそしてどのようなことができるように
なるのか探求課題の解決を通して育成を
目指す具体的な支出能力については第1の
目標の3つのえ柱を元にこちらに示して
あるように知識え及び技能では3つ思考力
判断力表現力等のところでは4つの探求の
プロセス学びに向かう地から人間性等では
3つの要素これら要素が子供たちの姿とし
て入ってくることが重要
です改めて学校においては総合的な学習の
時間の目標を確認するととも
に地域や学校児童生徒の実態に応じた総意
工夫を生かしたの設定と展開をお願い
いたし
ます次に単元作りについてです中央に示し
ているのが単元作りをしていく時の
手順単元を作る上ではこの手順を参考に
この単元ではどんな価値があるのかこの
単元ではどのように探求のプロセスが展開
していくのかなど活動における子供の姿を
イメージしながら行います
まず中心となる活動を思い描くの視点の1
つ目生徒の興味
関心どのような興味や関心を持っているか
を捉えるとともにその中で子供たちが自分
からこんなことをやってみたいなどがどの
程度想定できるのかここでは子供たちが
自発性と能動性を持って関わろうとするか
どうかということがポイントになります
続いて教師の意図この課題を解決していく
中でどんな支出能力を育てたいのかまたは
自分だったらこう教えるこんなことが
できるというようなそれぞれの先生方の
指導性や意図これらを考えながら全体計画
や年間指導計画を踏まえて学年等で検討を
していき
ます教材の特性中心的活動を明確にする
ために教材と出会う子供の姿を思い描き
ながら検討しますどのような人と関わって
いくのかどのような活動が生み出されて
いくのかなど可能性を探っていくその際に
大切なのは教材としての広がり多様性が
あるかどうかその学習に多様性があれば
あるほど子供たちの選択肢が広がり能動性
や自発性を発揮しやすくなります
また多様性を見つけていく時にウェビング
という方法も効果的です繋がりを考えて
いくと学習対象と活動が結びついていき
ますこのように考えを広げたらここから
選択をし学習過程が探求的になるように
探求の過程が展開するイメージを思い描き
ながら並べて単元計画を作っていきます
疑問を持つ段階調査する段階そして実践
提案する段階と探求の過程が3回転ほどに
なるようにして
いくまた教師が意図した学習を効果的に
生み出すことについてはこの単元の後に
子供たちが赤枠の中のように言えるかどう
かということがとても重要です支出能力で
言うと例えば何々ということが分かった
何々はすごい人だにあたるのが概念的な
知識に当たる
部分私はこれから何々したいは将来展望
社会三角につながりますこの2つが
しっかり言えるかを主に確認をしていくと
良い
ですこうして疑問調査実践提案の3回転の
スパイラルがイメージできたらそれぞれの
段階ごとに具体的に課題の設定情報の収集
整理分析まとめ表現の探求のプロセスが
展開するイメージを具現化していき
ますその後総合的な学習の時間が本当に
実現できるかどうか時数時期学習形態や
環境指導体制核強化との関連など多様な
視点で検討して単元計画として書き出して
実施をしていきます
実際の単元計画です左から小単元
123となりそれぞれの小端元ごとに探求
のプロセスを当てはめることで子供たちが
どのような課題を設定し情報を収集し整理
分析しまとめ表現していくのかが明確に
なりますこの場面では重点的にこんな力を
育てたい理解できるようにしたいという
ことが明確になることで教師の的な仕掛け
も工夫でされてくるのではないでしょう
か最後に学習計画の評価と改善実践した
ことによって単元の目標支出能力がどの
程度達成されたのかを振り返り自年度へ
つなげていくことで総合的な学習の時間が
より充実していくことにつながっていき
ますまた評価について考えていく時にまず
は評価基準を単元計画の中に位置づけると
いうことがポイントになり
ます総括のための評価を行うためにもその
支出能力が全ての児童生徒の姿となって
現れやすい場面見取りやすい場面を選定
することが大切になり
ますその時間に全員をその視点で見とる
わけですので単元計画のどこに位置づける
のか考え明確な視点を持って授業を行う
ことが大切ですその上で十分に身について
ないこのがいたら個別の支援をクラスの
大半を占めていたのなら全体でもう一度
確認したり抑えたりなどして支出能力が身
につくようにしていき
ます学習指導要領の全面実施から小学校は
5年目中学校は4年目を迎えておりますが
主体的に学習に取り組む態度に関する評価
の趣旨がえ
との声も聞かれますので改めて説明させて
いただき
ます平成31年文部科学省中教心では関心
意欲態度の観点について学校や教師の状況
によっては挙手の回数や毎時間ノートを
取っているかなど性格や行動面の傾向が
一時的に表出された場面を捉える評価で
あるような誤解が払拭しきれていないと
いうことが指摘されました
これを受け従来から重視されてきた各教科
等の学習内容に関心を持つことのみならず
よりよく学ぼうとする意欲を持って学習に
取り組む態度を評価するという趣旨が
改めて強調された経緯があり
ます主体的に学習に取り組む態度の評価に
ついては2つの側面を評価します1つ目は
粘り強い取り組みを行おうとする側面です
核教科等の観点の趣旨に照らし知識及び
技能を獲得したり思考力判断力表現力等を
身につけたりすることに向けた中で
粘り強く行う側面から評価することが求め
られ
ます2つ目は自らの学習を調整しようと
する側面
です自らの学習状況を把握し学習の進め方
について思考錯誤するなどの自らの学習を
調整しながら学ぶしているかという意思的
な側面から評価することが求められ
ますこれら2つの姿は実際の教科等の学び
の中で別々に現れるものではなく相互に
関わり合いながら立ち現れるものと考え
られています例えば自らの学習を全く把握
せず進め方について思考錯語など全くせず
に粘り強く取り組んだり粘り強く取り組め
ていないのに自らの学習をしっかり調整
できたりという姿は一般的に考えられる姿
ではありませんまた学習初期ではなく学習
が進行するにつれて多く見受けられるよう
になることが想定されてい
ます総合的な学習の時間の主体的に学習に
取り組む態度の観点としてはこの3つの
ポイントで示されています
え上のような自己理解他者理解についての
評価基準において生徒2人の記述から
読み取っている例です青の部分が自己理解
自分はこのように思っていたこれまで良い
面しか見ていなかった自分での
気づきえ黄色は反対意見や違う考えを聞い
た分かったという部分他者
理解赤がこれからどうしたいという
思いこのような思いを持たせるためにも
この時間に何を身につけさせるのかを
しっかりと持ちそれに向けてどう授業を
作っていくのかを大切にしていってほしい
と思い
ますえ手順や文言具体的な評価方法や留意
点については国憲から出されている指導と
評価の一体化のための学習評価に関する
参考資料
やが成しているえ教育過程指導評価資料に
まとめていますのでご覧
くださいなお評価の妥当性信頼性を高める
ために学習評価の方針を事前に児童生徒と
共有する場面を必要に応じて設け評価の
意義について保護者の理解を得るように
説明を行うことが重要
です最後に埼玉県教育家庭実践事例につい
て説明します令和4年3月に小学校版令和
5年3月に中学校版を公開しましたえ小
学校版について今年度さらに事例を追加
する予定です本資料は学校における各教科
等の適切な指導と評価の充実を起するため
強化の特質に応じて具体的な事例を示した
ものです各学校で積極的に活用されるよう
先生方への集中をお願いいたし
ます以上で説明を終わりにしますDET
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